名古屋市は、全国で人口第3位を誇り、自動車産業をはじめとする製造業が盛んな活気あふれる街です。
住みたい街ランキングなどでも上位になることが多い名古屋市で、一人暮らしやファミリー世帯が住みやすい区はどこなのでしょうか。
本記事では、現在名古屋市やその周辺にお住まいの方、あるいはこれから名古屋市に住んでみたいと考えている方に向けて、名古屋市で住みやすい区を詳しく解説します。
ぜひ本記事を参考に、ライフスタイルや家族構成に合った、名古屋市の住みやすい区を見つけてみてください。
名古屋市で一人暮らしの人が住みやすい区は?
住みたい街として人気が高い名古屋市には、一人暮らしに最適な住みやすい区も数多くあります。
本章では、一人暮らしの人が部屋を探すときに優先度が高い「利便性」や、「生活環境」に重点を置いて、一人暮らしにおすすめの住みやすい区を紹介していきます。
名古屋市中区:便利なアクセスと充実した生活環境
名古屋市中区は名古屋の中心部に位置し、栄や名古屋駅などの繁華街に近い、賑わいのあるエリアです。
地下鉄やバスで市内のどこにでもアクセス良好で、名古屋駅から新幹線で県外へ移動するのも便利な場所です。
栄のエリアには、ショッピングやグルメが楽しめる名古屋パルコやセントラルパークなどの施設が数多くあり、仕事帰りや休日の時間が充実します。
中区内の住宅環境はマンションやアパートが主なので、一人暮らしをする方にとって選択肢が多いのも魅力です。
名古屋市千種区:自然と利便性のバランス
名古屋市千種区は名古屋市の東部、名古屋駅まで地下鉄直通で約10分程度の場所にあります。
名古屋大学や南山大学が近くにあり、学生向け・一人暮らし向けのアパートやマンションが選びやすいエリアです。
星が丘テラスは、おしゃれなカフェやショップが並んでいるショッピングモールで、若者から家族連れまで数多くの人で賑わっています。
コアラで有名な東山動植物園も近くにあって、利便性がありながら自然に囲まれた環境で生活したい人におすすめです。
名古屋市東区:治安の良さで女性の一人暮らしにおすすめ
名古屋市東区は、名古屋駅や栄エリアまで乗り換えなしで行けるアクセスの良さが魅力の区です。
また、ビジネスエリアもあって、一人暮らしの社会人も多く住んでいます。
オアシス21やイオンモールが区内にあり、買い物やグルメのお出かけスポットが豊富です。
バンテリンドームも徒歩圏内にあり、野球の試合やアーティストのライブなどが身近に楽しめます。
名古屋市でファミリー向けの住みやすい区は?
名古屋市はビジネスや観光で栄える中心部を少し離れると、自然が多く落ち着いた住宅街のエリアとなります。
本章では、住宅街エリアの中でも、子育て世代のファミリー層に人気が高い区はどこなのかをお教えします。
名古屋市で子育てしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
名古屋市名東区:子育てしやすい環境
名古屋市名東区は、地下鉄東山線が走り、名古屋ICからも近く車での移動にも便利な場所です。
スーパーやドラッグストアなど生活に密着した店舗が多いので、毎日買い物をするファミリー層には便利なエリアです。
名古屋市内でも有数のベッドタウンであり、人気の学区が多いので転勤者からも多く選ばれています。
自然が豊富な名東区で、休日にはアウトドア活動をするのも、ファミリーならではの楽しみのひとつでしょう。
また、小児科や総合病院が多数あるため、急な病気や怪我にも対応できる環境が整っているのも安心できるポイントです。
名古屋市緑区:広い公園と教育機関の充実
名古屋市緑区は、ファミリーが住みやすい区として必ずランキング入りしている人気の区です。
中でも徳重駅、鳴海駅、有松駅は人気が高く、名古屋市内までは約30分以内というアクセスの良さも人気の理由です。
区内にある大高緑地では、子連れでデイキャンプやアスレチック施設などが楽しめ、休日もアクティブに過ごせることでしょう。
また、人口が多く子どもの数も多いため、教育施設が充実しており安心して通える環境が整備されていることも、ファミリー層に支持されています。
名古屋市昭和区:落ち着いた住宅街と利便性
名古屋市昭和区は、落ち着いた住環境と充実した教育機関がファミリー層に人気の区です。
住宅街でありながらも交通アクセスが非常によく、高校・大学へ通うお子さんも通学に不便はないでしょう。
利便性の高さとともに、緑が多い環境も人気のポイントです。
特に鶴舞公園はお花見スポットとして県内外から多くの人が訪れます。
保育園や小学校などの教育機関が充実していて、地域の人々も子どもたちのために見回り活動などを行ってくれています。
犯罪も少ないので、ファミリーが安心して暮らせる街です。
名古屋市の家賃相場はいくらくらい?
名古屋市が住みやすいと言われている理由のひとつに、東京や大阪に比べて家賃が安いところがあげられます。
実際に、名古屋市の家賃相場はどの程度なのでしょうか。
本章では、名古屋市内の家賃相場を調査し、家賃が安くて住みやすい区はどこなのかを検証していきます。
名古屋市の間取り別家賃相場
名古屋市の家賃相場を、間取り別に調査してみました。
家賃相場が高いほうでは、中区が4分の3を占めています。
名古屋市中区は、市内随一の繁華街「栄エリア」を含むため、利便性の高さや生活環境の良さから人気のエリアです。
名古屋市東区も同じく栄・名古屋駅へのアクセスがよく、飲食店やショップが豊富で賑やかなところが若い世代から支持されています。
最高値 | 最安値 | |
---|---|---|
ワンルーム・1K・1DK | 6.39万円(名古屋市東区) | 4.57万円(名古屋市守山区) |
1LDK・2K・2DK | 10.17万円(名古屋市中区) | 6.10万円(名古屋市港区) |
2LDK・3K・3DK | 15.28万円(名古屋市中区) | 7.13万円(名古屋市守山区) |
3LDK・4K・4DK | 18.18万円(名古屋市中区) | 8.88万円(名古屋市港区) |
名古屋市で家賃が安いのは守山区と港区
名古屋市で家賃相場が安かったのは、守山区と港区でした。
守山区は名古屋市の北東部に位置し、春日井市・尾張旭市などと隣接しています。
名古屋市内では唯一地下鉄が走っていない区ですが、鉄道やバスの路線は充実しているので、アクセスに大きな問題はないでしょう。
名古屋市内の中心部からは離れているので、落ち着いた静かな環境を望む人からは好まれています。
港区はららぽーとやイオンモール、メガドンキといった大型商業施設が多数あり、買い物に便利です。
名古屋港水族館やレゴランド等の施設も近いため、大人も子どもも楽しめるエリアといえます。
名古屋市に住みやすい区が多い理由は?
本章では、名古屋市に住みやすい区が多い理由について、以下の4点を詳しく解説していきます。
名古屋市のどのようなところが他のエリアと違うのか、詳しく知りたいという方はぜひチェックしてみてください。
交通機関が充実している
名古屋市に住みやすい区が多い理由のひとつは、交通機関が充実している点です。
名古屋市内は守山区を除いてすべての区に地下鉄が乗り入れていて、市内の目的地にスムーズに移動できます。
一方で名古屋には車社会の文化も根付いているため、車で通勤通学する人も多いです。
道路が広く駐車場のスペースにゆとりがあるのも名古屋市の特徴で、電車と車の両方で移動しやすいシステムが出来上がっているところが住みやすいと言われる理由でしょう。
東京・大阪に比べて家賃が安い
名古屋市に住みやすい区が多いと言われるのには、東京や大阪に比べて家賃が安いという点もあるでしょう。
東京・大阪とほぼ変わらない生活環境がありながら、家賃相場は数万円安く、お得感があります。
また、名古屋市は繁華街やオフィス街が中心部にまとまっているため、東京や大阪に比べて通勤時間が短いのも便利です。
名古屋に住めば通勤時間が短くなる分、プライベート時間が増えて心に余裕が生まれるのではないでしょうか。
自然や公園が多くて癒される
都心でありながら緑が多い環境なのも、癒しや安らぎを求める人に人気が高いポイントでしょう。
休日に家族で遊びに行ける場所が多いので、子どもにさまざまな経験をさせたいという親の希望も叶えられます。
名古屋市には、桜の名所で知られる名古屋城公園や鶴舞公園、キャンプやバーベキューが楽しめる大高緑地など、自然に親しめるスポットが多数あります。
また、レゴランドや水族館など、家族で1日中遊べるアミューズメント施設もあるので、お出かけ先には困りません。
子育て支援が充実している
名古屋市は子育て支援が豊富で、子育て世帯が安心して暮らせる制度が整っています。
・妊婦・子育て家庭応援金
・妊婦が使える緊急時タクシー利用券
・なごや子育てアプリ
・ナゴヤわくわくプレゼント事業
名古屋市では、妊娠・出産への支援金制度があります。
内容は、妊婦1人当たりもしくは子ども1人当たりに5万円の支援金支給です。
また、急な陣痛などに対応できるように、名古屋市の妊婦にはタクシー券が支給され、医療機関受診時などに利用できます。
他にも、子育てアプリやプレゼント事業など、さまざまな支援制度で妊娠・出産をサポートしてくれるので、これから出産育児を控えている家庭も安心・安全に生活できるでしょう。
まとめ
本記事では、名古屋市に住みやすい区が多い理由や、具体的にどこの区がおすすめかを紹介しました。
名古屋市には、一人暮らしの方や子育て中のファミリー世帯が快適に暮らせる、利便性と生活環境に恵まれた区が多数あります。
コンパクトシティとして知られる名古屋市は、ほぼ市内全域で地下鉄が整備されていて、移動がスムーズで通勤通学に便利なのも大きなポイントです。
子育て世帯は、遊び場所となる公園やアミューズメント施設が多いので、子どもをのびのびと育てられます。
名古屋市で住みやすい区がどこなのか気になる方は、本記事を参考に自分の家族構成やライフスタイルに合ったエリアを探してみてください。
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